車の故障 全てが記録に残るわけじゃない
最近の車はコンピューターで制御されているので、故障したときには記録が残っているらしい。
ずいぶん前のことになるのですが、山道を走っている時にエンジンブレーキをかけようとしたのにギアがチェンジしないという状況になりました。
フットブレーキだけだと焼け切れてしまって止まらなくなると聞いていたので、エンジンブレーキが使えずに走ることが不安で、かなりスピードを落としてなんとか乗り切りました。
途中の待避所みたいなところで一旦エンジンを切って何かがリセットされることを祈りましたが、結局エンジンブレーキは利かないままでした。
山道を乗り切った後、すぐにディーラーへ連絡をして点検してもらったのですが。
「今現在は問題が起きていません。故障していた場合記録に残るのですが、残っていないので何とも言えません。」
「申し訳ないのですが、また起こったら持ってきていただくしかないです。」
と・・・。
1時間以上何度も何度もギアチェンジを試し続けて、ずっとギアがチェンジしないせいで怖い思いをしていたのに記録が何も残っていないなんて。
ドライブモードでの運転には異常は感じなかったので、通勤や街乗りは大丈夫だろうと思いましたが、雪道などではエンジンブレーキも多用しますから不安が残りました。
釈然としませんでしたが、どうにもできないとのことだったのでそのまま帰ることに。
異常はないと言われましたが、家に帰る前にエンジンブレーキを使って利かなかったらすぐに引き返すしかないと思いながら帰ったのですが、信号が変わるのに合わせてエンジンブレーキを使ってみたら何事もなかったかのように利くじゃないですか!
頭の中は「???」でしたが、その後も普通にエンジンブレーキが使えているので、あの山道での出来事は何だったんだろう?という感じ、でもいつかまた同じように不具合が出るのではないかという不安は残っています。
昨年4月の池袋での車の暴走事故、いまだに車に原因があったと言っているとのこと。
高齢ということで踏み間違いだとほとんどの人が思っているでしょうし、私もそう思っていました。
実際はどうなのかわかりませんが、一時的な不具合の場合故障として記録に残らない、事後の点検では不具合が出たことがわからないということを体験して何が本当なのかわからないなという思いが強くなりました。
車のディーラーさんからするとコンピューターに残っている記録が全て、残っていないことは起こっていないとするのもわからないでもないですが、残らない不具合があるんだということも薄々気付いているはずだと思うので、そこら辺を何とか出来るようにしてほしいと思いました。