コロナで諦めたこと。諦めきれないこと。
今年もあと数時間となりました。
皆さんは年越しの準備はできたでしょうか。
我が家は、予約しておいたオードブルを取りに行けばやることはおしまい。
そんなわけで、今年1年を振り返ってみたいと思います。
私たち夫婦と実家では毎年恒例にしていることが季節ごとにいくつかありました。
お正月は、新年の厄除け大祭でお寺にお参りし、だるまを買ってきます。
前年に買っただるまは三九郎で燃やします。
今年は三九郎が出来ましたが、来年の三九郎は中止だと連絡が来ました。
今年買っただるまは各個人で処分するようにと、どこで焼けばいいのでしょうか。
春は松本城の夜桜祭り、近くのおでん屋さんで早めの夕食をいただいてからライトアップされた松本城と桜を眺めます。
私は運転手、両親と夫はほろ酔いで、まだ夜は寒い松本の夜桜をあれこれと話をしながらぐるりと1周見て回ります。
雅楽の演奏があったり、甘酒や豚汁などもあっていつも楽しみにしていました。
今年は夜桜祭り自体が取りやめとなり、桜を見に行くこともなく春が過ぎました。
ゴールデンウィークにはどこかに旅行をします。
長めの日程で旅行ができるとなるとゴールデンウィークくらいしかないのに、毎年海外へ行きたいと思いながら出遅れて予約が取れないという始末。
いつもそこから慌てて国内旅行を探し始めるので、国内旅行でも出遅れた感は拭えません。
2018年は道後温泉に行きました、この時も泊まりたい旅館は軒並み満室で健康ランドに併設された宿泊施設に泊まりましたが、愛媛の観光はとても楽しかったです。
2019年は東京観光だったので、写真は撮ってませんでした。ごめんなさい。
夏は新潟の親不知海岸でヒスイを探して、フォッサマグナミュージアムの学芸員さんにヒスイかどうかをみてもらいます。(ちなみにヒスイが拾えたことはありません)
気を付けているのに、毎年誰かが大きな波をかぶってびしょぬれになってしまいます。
去年は父が全身びしょぬれ、毎年サンダルを持ってきていたのに、去年に限って普通の靴だったという不運。服は乾かしましたが、靴は乾かずビーチサンダルを買う羽目になったのも良い思い出。
帰りには回転寿司でお寿司を食べます。海の近くは回転寿司でも珍しいネタが食べられるし、新鮮で美味しいので本当に海の近くに住んでいる人が羨ましいです。
今年こそ翡翠を!と思っていましたが、リベンジは来年へ持ち越しです。
お盆には実家に帰って妹家族も一緒にBBQをして、夜遅くまでみんなとおしゃべりして過ごします。
この時は実家に泊まるので、みんなお酒を飲んでリラックス。楽しいひとときです。
外でやるし、BBQだけでもやってみようか?と話していましたが、BBQでのクラスターのニュースもあってやめることになりました。
年に1回は海外旅行が出来るように努力する。
毎年行けるほど旅行貯金は貯まらないし、長めに休めそうなところは皆同じらしく予約が取れずに諦めることも多いので、短期間のアジア圏を数回のみ。
今年、コロナでなければシンガポールに行く予定を立てていました。
めずらしく、ゴールデンウィークの予約が取れて我ながらびっくりしていたのですが、結局キャンセルすることとなってしまいました。
年末には実家に帰って母とおせちを作って、年越しは私が作った料理を食べながら紅白を見て過ごします。
新年になると妹夫婦も合流して、おせちを食べたり宅配を頼んだりしてゴロゴロ過ごすのが楽しいです。
今年の暮れはコロナの増加のせいで、それぞれの家庭で過ごすことになりました。
新年のあいさつだけ行くつもりですが、食事まではしないのでなんだか寂しい年末年始になりそうです。
異例の年とはいえ、恒例行事のほとんどを諦めてしまいました。
そのせいでしょうか、なんか自分の中での季節感がしっくりこない感じがあります。
春を体感することなくゴールデンウィークになり、我慢のゴールデンウィークをどうやって過ごそうか試行錯誤している間に暑くなって、夏が来ちゃったよと思っていたのに気付いたら秋で、野沢温泉旅行で栗がたくさん売っているのを見て、なんか不思議な気分になってしまいました。
その後小布施で栗を堪能したり、熊の湯で松茸を食べたりして秋を感じることができて喜んでいたら、あっという間に1年が終わろうとしていたという。
ちゃんと季節が変わっていることはわかっているはずなんですけどね。
今年はコロナのために仕事で苦労している人も多いので、季節感がどうこうなんてことは取るに足らないことだとは思いますが、精神面というか体調というか、なんかすっきりしない気分。私ですらこんな感じなので、いろいろな事で心と体に影響を受けている人も多いんだろうなと。
来年は恒例行事を予定通りできるようになりますように。
どの行事も諦められないから。
皆さんも健康で良い年を迎えられますように。