パワースポット 分杭峠
高遠城址公園のもみじ祭りでおやつに新そばを食べ、ローメンとコロッケの昼食をいただくという糖質祭りをしてしまったので、何か歩き回る観光をしなければと思い、とりあえず道の駅に行こうとナビをセットして向かっていたところ。
「ゼロ磁場行き シャトルバス↑」という看板を発見。
一度行ってみたいと思っていたパワースポット「分杭峠」の方向へと向かっていたのです、もう分杭峠が呼んでいるとしか思えません。向かいましょう。
分杭峠の気場と呼ばれる場所へはマイカーでは行かれません、通り過ぎることはできるようですが駐車場がないので、粟沢駐車場に車を止めシャトルバスで向かいます。
伊那方面から国道152号線をどんどん行くと粟沢駐車場があり、シャトルバスで分杭峠へと向かいますがすれ違いができないほどの細い道で、ここも国道152号線のはずですが国道とは思えない道です。
最初は、気場近くの駐車場を整備してマイカーで行けるようにしてくれればいいのにと思いましたが、すれ違いで困っていそうな車を見かけて、シャトルバスで良かったと考えを改めました。
駐車場に着くと、受付の小屋とトイレがありました。
飲み物も売っているようですが、ペットボトルのようなものは見当たらなかったので、飲み物は持参したほうが良さそうです。
シャトルバスの乗車券を受付の方に見せて、気場へと向かいます。
自転車や徒歩(ハイキング)で訪れた人は、気場の管理協力金として300円を納めないといけないようですが、シャトルバスの料金には協力金が含まれているとのこと。
登山道のような小道を下っていくと、丸太が組まれている気場に到着します。
みなさん瞑想をしているようで黙って座っています、話をしていてもヒソヒソ声。
とても静かな時間が流れていきます。
掌がジーンとしびれるような感じがして、これが磁力?と思っていましたが、夫はよくわからなかったとのこと。
気場から駐車場に戻り、今は閉鎖されている林道を水場のほうへと通行止めの看板まで歩いてみました。
気場だけでなく、林道を歩いている時にも不意に手がピリピリとすることがあり、これは夫も感じたと言っていました。
中央構造線という日本最大級の断層の上なので、地球のエネルギーが充満しているのかもしれないと思いました。
次のバスの時間まで、有意義に過ごそうと森林浴の「木場」へ行ってみたり、夫が気場の「ジーン」を感じたいと、もう一度気場に行ってみたり。(今度は掌を意識していたので感じたそうです。)
山の斜面を降りたり登ったり、何回も繰り返したのでおやつとランチのカロリーは消費できたんじゃないかと思います。
伊那へ向かう帰り道で、「溝口露頭断層」という中央構造線が直接見られる場所にも寄ってみました。色の違う岩がピッタリと押し合っている様子は本当に不思議で、地球規模の自然の力を垣間見ることができました。
断層というと恐ろしい感じもしますが、私の好きな温泉も断層のおかげでもあるわけで自然と共に生きているんだなと思いました。
糖質祭りのカロリーを消費したい、という安易な考えから始まった午後の観光でしたが、期待をはるかに超える体験ができました。